比較 : アルファブレンド vs 加算ブレンド

はじめに

アルファブレンドと加算ブレンドを比較してみました。

加算ブレンド

加算ブレンドは 2つの画像を足し合わせるブレンドです。

加算ブレンドの計算式

$ C = A + B

$ A : 元から描画されている色(背景)

$ B : 上から重ねる色(前景)

$ C : ブレンド結果の色

加算ブレンドの特徴

CはAより明るい。 ($ C \geqq A )

CはBより明るい。 ($ C \geqq B )

アルファブレンド

アルファブレンドは、アルファ値を使用して合成を行うブレンドです。

アルファブレンドの計算式

$ C = A \cdot (1 - \alpha) + B \cdot \alpha

$ A : 元から描画されている色(背景)

$ B : 上から重ねる色(前景)

$ C : ブレンド結果の色

$ \alpha : 前景Bの不透明度

アルファブレンドの特徴

CはAより暗くなることがある。 ( $ A > B \ かつ \ \alpha < 1 の場合、 C < A )

CはBより暗くなることがある。 ( $ B > A \ かつ \ \alpha > 0 の場合、 C < B )

アルファ値に応じた色の変化

$ \alpha = 1 の場合は$ C = B となってA は見えなくなる。

$ \alpha = 0 の場合は$ C = A となってB は見えなくなる。

豆知識 : 重み付き平均

合計が1となるような係数で平均をとること

例:

0.3 * X + 0.7 * Y

0.1 * X + 0.9 * Y

0.5 * X + 0.5 * Y